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ロアルド・ダール 「チョコレート工場の秘密」
2005年 09月 19日 |
チョコレート工場の秘密
R・ダール Q・ブレイク 柳瀬 尚紀 / 評論社
スコア選択: ★★★★

イギリスの奇才ロアルド・ダールが児童向けに書いたものですが全ての世代で楽しめる本になっていると思います。世界で1番有名で巨大なワンカのチョコレート工場に世界中からたった5人の子供が招待されることになりました。選抜方法は板チョコの中にある招待券を見つけること!・・・さてどうなるのでしょうか?

マンガやアニメが大好きでお世辞にも本を読む子供ではなかった私がロアルド・ダールの本を読むのは実ははじめてだったりするのです。
ブログのトップページに突然現れたブックレビューコンテスト!なにやら面白そうだけれどはじめは無理かなぁと思っていたのです。
ですが毎日毎日バナーを見ているうちにせっかくだから読めそうなものがあればチャレンジしてみようという気になってきました。
そこで現在映画が公開中で親しみやすそうなこの本を選んだわけです。
近所でもすぐに手に入ると思いましたし(笑)

それでも期限を決められて読むのは大丈夫かと心配していたのですが…とんでもない!!物語に引きこまれてあっという間に読んでしまいました。
読み終えたときにもう終わりなの?とちょっと物足りなく感じるくらいでした。
児童書ということになっていますが、大人でも充分楽しめます。というよりも大人の方がより楽しめるのではないかと思います。
なので子供時代にこの本を1度読まれた方でもぜひまた読んで見ることをお勧めしたいです。きっと違った感想を抱かれると思います。

ただ今回新装版として出版されたものなので以前の翻訳で読まれた方は大分ちがった印象を受けると思います。
登場人物の名前や途中に出てくる歌の歌詞など韻をふんだ表現や意訳されている部分も多くあるようです。
原著や前訳を読んでいないのでどれくらい違うのか言及できないのですが、わかりやすく楽しく読めたと思います。
ただ、後書きのように加えられている訳者からというところはあまり良い印象を受けませんでした。
読んだお話から受けるイメージは人それぞれです。
ですから忠実に訳す方もいれば解釈して意訳する方もいるのであって前訳のことを批判するような言い方はあまり好感が持てませんでした。

そんなことで★を1コ減らしましたが本来のお話の部分はたいへん面白く主人公チャーリーが金のチケットを手に入れるまではハラハラしましたし、工場はビックリ箱みたいになにが出て来るかわからずドキドキしました。
いろいろ起こるハプニングにはこんな親いるよなぁってウケてしまいましたし身につまされるような気分にもさせられたり…
チャーリーの父親が歯磨き工場に勤めていたなんていうのには笑ってしまいました。
ただチャーリーは工場では何もしないで最後に美味しいところを持っていった感があるのでその辺がちょっとすっきりしなかったです。
by mkkd | 2005-09-19 22:26 | Books |
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